当院で行った子供の矯正症例をご紹介します |
症例10 |
症状: | 上顎前歯部の叢生 |
所見: | 10歳女児。
上顎左側側切歯が口蓋側に転位していた。
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処置: | 上顎に唇側からブラケット、ワイヤーを装着し、
さらに左側中切歯及び左側犬歯間にオープンコイルを用いて空隙を確保して歯列の改善を図り、第1期治療を終了した。
なお下顎前歯部にも叢生が確認されるが、永久歯列の萌出を待ってから改めて第2期治療を実施するかご検討いただくこととした。 |
期間: | 4カ月 |
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症例9 |
症状: | 反対咬合 |
所見: | 8歳女児。
反対咬合の治療を優先するため、上顎の両側乳側切歯が生え変わっていないが治療を開始した。下顎は両側側切歯が舌側に転位していた。
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処置: | 咬合を挙上し、上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着して前歯部を唇側へ移動して被蓋の改善を図った。
その後初診時に萌出していなかった側切歯の萌出を待ち、唇側からブラケット、ワイヤーを装着して歯列の改善を図り、第1期治療を終了した。
なお、第1期治療終了写真中の青色のセメントは咬合を挙上するための処置であり、乳歯に築盛しているので歯牙の生え変わり時に同時に抜け落ちるものである。 |
期間: | 1年11カ月 |
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症例8 |
症状: | 反対咬合 |
所見: | 12歳男児。
反対咬合の治療を優先するため、上顎の両側乳側切歯が生え変わっていないが治療を開始した。
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処置: | 咬合を挙上し、上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着して前歯部を唇側へ移動して被蓋の改善を図り、第1期治療を終了した。
なお、下顎は矯正治療を行わなかったが、顎の成長とともに自然に歯牙の萌出方向が修正された。 |
期間: | 2年1カ月 |
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症例7 |
症状: | 反対咬合 |
所見: | 10歳女児。
前歯部の反対咬合。
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処置: | 上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着し、唇側へ歯牙を移動して咬合状態の改善を図った。
上顎の側切歯間に唇側からブラケット、ワイヤーを装着し、歯牙の捻転の解消を行うとともに歯列の改善を図り、第1期治療を終了した。 |
期間: | 4カ月 |
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症例6 |
症状: | 反対咬合 |
所見: | 7歳男児。
反対咬合の治療を優先するため、上顎の両側乳側切歯が生え変わっていないが治療を開始した。上顎両中切歯がやや翼状捻転していた。
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処置: | 上唇小帯切除手術を行った。上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着し、前歯部を唇側へ移動するとともに、
上顎の両中切歯間に唇側からブラケット、ワイヤーを装着し、被蓋の改善と正中離開の改善を図り、第1期治療を終了した。 |
期間: | 2カ月 |
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治療前 |
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| 上唇小帯切除後 |
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| 上顎に唇側からブラケット、ワイヤーを装着 |
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| 上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着 |
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| 上顎の中切歯間の空隙を閉鎖 | |
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| 第1期治療後 |
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症例5 |
症状: | 正中離開、上顎右側切歯の反対咬合 |
所見: | 男児。
上顎前歯部の正中が離開していた。上顎右側側切歯が反対咬合であった。
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処置: | 上唇小帯切除を行った。
上顎の第一小臼歯間に唇側からブラケット、ワイヤーを装着し、上顎右側切歯を唇側に移動して正中離開の改善と被蓋の改善を図った。
最後に歯牙の長さが短いため、補正する目的で歯肉切除を行い、第1期治療を終了した。 |
期間: | 2年8カ月 |
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治療前 |
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上顎前歯部にブラケット、ワイヤーを装着 |
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第1期治療後 |
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症例4 |
症状: | 反対咬合 |
所見: | 男児。
下顎の両側中切歯及び左側側切歯の計3本の反対咬合であった。
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処置: | 上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着し、前歯部を唇側へ移動して被蓋の改善を図り、第1期治療を終了した。 |
期間: | 2カ月 |
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治療前 |
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第1期治療後 |
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症例3 |
症状: | 反対咬合 |
所見: | 女児。
反対咬合の治療を優先するため、上顎の両側乳側切歯が生え変わっていないが治療を開始した。上顎左側中切歯1本のみの反対咬合。
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処置: | 上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着し、前歯部を唇側へ移動して被蓋の改善を図り、第1期治療を終了した。 |
期間: | 2カ月 |
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治療前 |
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上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着 |
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第1期治療後 |
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症例2 |
症状: | 空隙歯列 |
所見: | 男児。
上顎両側の中切歯と側切歯間に空隙が生じていた。
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処置: | 上顎の側切歯間に唇側からブラケット、ワイヤーを装着し、
空隙を埋めながら歯牙を移動させ歯列の改善を図り、第1期治療を終了した。 |
期間: | 1年 |
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治療前 |
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第1期治療後 |
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症例1 |
症状: | 反対咬合、正中離開 |
所見: | 男児。
上顎前歯部の反対咬合及び正中離開。
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処置: | 上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着し、前歯部を唇側へ移動した。
さらに上顎側切歯間に唇側からブラケット、ワイヤーを装着して歯牙を近心移動させ、被蓋の改善と正中離開の改善を図り、第1期治療を終了した。 |
期間: | 1年 |
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治療前 |
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上顎に口蓋側からリンガルアーチを装着 |
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上顎に唇側からブラケット、ワイヤーを装着 |
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第1期治療後 |
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