奥歯の溝の茶色い点は虫歯ですか？
こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は奥歯の溝の茶色い点について取り上げます。
奥歯の溝の茶色い点は虫歯ですか？
ご自身の歯を鏡で見た時に、奥歯の茶色い点をみつけたことはありませんか？虫歯かもしれないので歯科医院に行った方がいいのか迷いますよね。
そこで今回は奥歯の溝の茶色い点について解説します。
今回の記事はこんな方にお勧めです
- 奥歯に茶色い点があると気づいた方
- お子さんの奥歯に茶色い点があるときづいた保護者の方
今回の記事を読むとわかること
- 虫歯と着色両方の可能性がある
- 自己判断は難しい
茶色い点は虫歯又は着色の可能性
診察していると奥歯の茶色い点がある方は沢山いらっしゃいます。
この奥歯の茶色の点の原因は以下の2つが考えられます。
- 虫歯
- 着色
これらについて解説します。
虫歯
初期虫歯が茶色くなった可能性があります。(全ての虫歯が茶色や黒くなるわけではありません。)
虫歯菌によって産生される酸により、歯の表面が溶かされていきます。
着色
奥歯の溝はでこぼこが深く、歯牙の形状も複雑です。この溝に茶色・黒色の色素が着色している可能性があります。
歯科用探針
触診に用いられる診査器具の一つに探針というものがあります。
先端が鋭く尖った形状をしています。歯科健診や歯科治療で幅広く使用される器具です。
初期虫歯か着色かの診断方法
虫歯の場合は酸によって歯の表面が溶かされるので、歯科用探針で触れると歯の表面に細かいざらつきや引っ掛かりが発生します。これが診断の鍵となります。
- 探針で触診した時にざらつきや引っ掛かりがある場合、虫歯の可能性が高いと判断します。
- 探針の触診でざらつきや引っ掛かりがない場合、着色の可能性が高いと判断します。
触診では痛みは発生しません。また、虫歯の可能性が高い場合は必要な処置を行います。
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若年層の虫歯は進行が早い
約15才以下の若年層の方は、成人の方の虫歯に比べて進行がとても早いので要注意です。定期的な健診と早めの治療を心がけましょう。
自己診断は危険
爪楊枝や先端が細いもので自己診断するのはとても危険です。歯牙の表面を不必要に傷つける恐れがあります。気になったら歯科医師に相談しましょう。
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奥歯の茶色い点が確認された症例
奥歯に茶色い点が確認された症例について詳しくご紹介します。
年齢と性別
40代女性。
ご相談内容
鏡で見ていたら、奥歯に茶色い点があるのを発見しました。虫歯かどうか心配なので確認してほしい。
診察
お口の中を診察すると、上顎、下顎共に茶色い点が複数点在しているのが確認されました。
虫歯かどうかの判定
歯科用探針を用いて、歯牙の茶色の点を触診しました。歯牙表面にざらつきや引っ掛かりは確認されませんでした。
診断
今回は虫歯ではなく、着色であると診断を下しました。
治療
着色点は奥歯に点在しています。患者さんは「審美的に気にならない」ということで特別な治療は行わず、経過観察としました。
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茶色の点が気になったら歯科医師に相談
今回は奥歯の溝の茶色の点について解説しました。
この茶色の点は虫歯か着色の可能性が考えられます。しかし、ご自身で判断するのは難しいので、早めに歯科医師に相談することをお勧めします。
虫歯はエナメル質の直下より発生するので、気づいたときには深く広く虫歯が進行していることがあるので要注意です。
当院ではPMTCを行っています。鶴間・大和市・大和市近隣で歯の歯石除去（スケーリング）をご希望の方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。
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