子供の歯の定期診査はどの位の頻度で通えばいいの?

コラム200314
石塚歯科医院院長
院長

こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は子供の定期診査について取り上げます。

子供の歯の定期診査はどの位の頻度で通えばいいの?

お子さんの歯を歯科医院で定期的にチェックしていますか?
通っている保育園や幼稚園、小学校で歯科健診を受けているから大丈夫、とお考えの保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。子供の歯はより注意深く、定期的に診査の受診をお勧めします。

そこで今回はお子さんの定期診査の必要性について解説します。

子供の歯の定期診査はどの位の頻度で通えばいいの?

今回の記事はこんな方にお勧めです

  • お子さんのお口の中の状態が気になる保護者の方
  • お子さんを歯の定期健診に連れて行ったことがない保護者の方
  • 子供の定期診査でどのようなことをするのか知りたい保護者の方

子供の歯が生えてくる年齢

ここでは、子供の歯が生えてくるプロセスを解説していきましょう。

子供の歯が生えてくる年齢

乳歯が生えてくる年齢

乳歯が生えてくる年齢

子供の成長は個人差が大きく、特に乳児期はその傾向が顕著です。
一般的には、生後約半年位から下の前歯が生え始め、二歳半頃に乳歯が生えそろうと言われています。

永久歯へ生え変わる年齢

永久歯へ生え変わる年齢

永久歯への生え変わりは一般的に6才位から始まります。
幼児期も成長のスピードには個人差が顕著に見られますので、1~2才は前後することも多く見受けられます。

年齢別・子供の成長段階とお口の関係

ここでは年齢と歯の生える時期の関係を解説します。

0~6か月

この時期の乳児はまだ歯が生えていません。
唾液の分泌も盛んですので授乳後の口の中は唾液によりきれいになります。また、指しゃぶりもよく見られます。

6~9か月

乳歯が生え始める頃から、離乳食が始まります。
唾液が盛んに分泌されることもあり、特に食後の歯磨きは必要ではありません。しかし、きれいなガーゼ等で歯や口腔粘膜をやさしく拭いてください。

6~9か月

同じスプーンを使わないように気を付けて!

同じスプーンを使わないように気を付けて!

大人の方の口移しやお子さんとスプーンを共有することは絶対にやめてください。大人の虫歯菌や歯周病菌がお子さんに移る可能性があります。(垂直感染)

1才~

やや硬い食べ物が入った離乳食を始めている頃かもしれません。歯も生えそろってくるころですので、お子さんの機嫌がよい時を見計らって、お遊び感覚で歯磨きの習慣を始めるとよいでしょう。

1才6か月~

大人が食べている食品を真似して食べたくなる頃です。お子さんの歯の生えている状態をよく観察してみて下さい。咀嚼できるものか、少し小さくした方が飲み込みやすいかなど、お子さんのお口の状態に適した食品かどうか気を配ってあげましょう。
また、食事の後の歯磨きを毎日の習慣にし始めるころです。特に夜の歯磨きは虫歯を防ぐ上で非常に大切です。

1才6か月~

2才~

一人でできることが少しずつ増える頃です。歯磨きも一人でしたがる頃かもしれません。
しかしお子さんが歯磨きをするだけでは歯垢は取り切れません。保護者の方の仕上げ磨きをして、乳歯が虫歯にならないようご家族全体で予防することが重要です。
まだお口の大きさも小さく、乳歯も小さいので仕上げ磨きにタフトブラシを使用すると小回りが利いて効果的です。

2才~

3才~

ブクブクうがいができるようになっていますか?
ブクブクうがいができるようになると、子供用の歯磨き粉を使えるようになります。様々なフレーバーがついた歯磨き粉を取り入れてみましょう。また、キャラクターのかわいい歯ブラシも販売されていますので、お子様の歯磨きを楽しい習慣にしていきましょう。

3才~

3才以降

おやつを食べたあと、そのままにしていませんか?子供は甘いおやつが大好きですよね。おやつに含まれる糖分がお口の中に残っていると、虫歯の原因になってしまいます。
おやつを食べたあとも「歯磨きしようね」と声をかけてあげましょう。

3才以降

子供の顎の成長

子供の顎の成長

お子様の顎も成長していきます。顎の成長を促すには、咀嚼をきちんと行うことが重要です。お子様の成長段階にあわせて、徐々に硬い食べ物を食べてよく噛む習慣を身につけましょう。

市町村主催の幼児・小児歯科健診

一番身近な歯科健診といえば、市町村主催の乳児歯科健診や小児歯科健診ではないでしょうか?
お住いの地域で市町村主催の歯科健診を行っているか、是非ホームページで確認してみましょう。

お子様向け大和市の歯科健診

ここでは大和市のお子様向け歯科健診について簡単にご紹介しましょう。対象者のご家族には健診表が送付されます。

乳児歯科健診(1歳6か月児健康診査)

対象年齢 1歳6か月児~1歳8か月児
場所 大和市地域医療センター
日時 詳細は市のホームページ又は健診表をご覧ください

小児歯科健診(3歳6か月児健康診査)

対象年齢 3歳6か月~3歳8か月児
場所 大和市地域医療センター
日時 詳細は市のホームページ又は健診表をご覧ください

あわせて読みたい市町村主催の成人歯科健診を受診する4つのメリット

小中学生のお口のケア

通っている幼稚園や保育園、小中学校で歯科健診を取り入れていることがあるかもしれません。当院でも、歯科健診で虫歯の疑いあり、という結果を受けて来院するお子さんがいらっしゃいます。

小中学生のお口のケア

学校歯科健診で虫歯の疑いあり

学校健診はお口の中を目視し、状態を確認するのが目的です。治療は行いません。
学校健診で異常がみつかったら、そのままにせずできるだけ早く歯医者に行って治療を行いましょう。

保護者の方が健診結果を確認しましょう

子供の顎の成長

お子さんが健診結果を保護者の方に知らせるのを忘れてしまうこともあるかもしれません。そんな時は保護者の方がお子さんに「歯科健診どうだった?」と積極的に問いかけてあげましょう。

歯科健診の結果をふまえて早めに治療しましょう

虫歯は、そのまま放置しても治りません。治療を先延ばしにすると悪化するだけですので、早めに歯科医院で処置しましょう。

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子供の定期診査の頻度は?

お子さんの定期診査はどの位の頻度がいいですか?というご質問を保護者の方からいただきます。

半年に一度の診査をお勧めします

半年に一度の診査をお勧めします

当院では半年に一度の歯科医院での定期診査をお勧めしています。
お子さんの成長はとても早く、歯の生え変わりや顎の成長などにより著しく環境が変化していきます。
また、お子さんの歯の仕上げ磨きのときに、他の歯とくらべて一部分が白っぽかったりしていたら、早めに歯科医院を受診しましょう。

保護者の方と一緒に歯医者に来院するのもお勧め

普段忙しく過ごしている中で、お子さんの歯医者に付き添う時間がなかなか取れない、という方もいらっしゃるかもしれません。そんな時は、ご自身の定期診査とお子さんの定期診査の予約を同日、続けてとってしまう方法もあります。
お子さんは保護者の方の習慣や行動をよく見ているものです。保護者の方の歯を大切にする姿を見ていると、お子さんの歯を大切にする気持ちも自然と育ってくると思います。ご希望の方は、ご予約時にお気軽にお問合せ下さい。

子供の歯ぎしりの治療方法

お子さんの歯科健診の手順

お子さんの歯科健診の手順は以下のとおりです。

STEP 1 予約

インターネット又はお電話でご予約下さい。ご予約時にお子さんの歯科健診希望の旨をお伝え下さい。

STEP 2 来院

問診表に記入していただきますので、予約時間の10分前にご来院下さい。小さいお子さん場合は保護者の方の付き添いをお願いしています。

STEP 3 健診

問診を行った後、現在の歯の状況、歯肉の状況、歯周組織の診査、口腔軟組織の診査、治療の要否をお知らせします。
治療が必要な場合は後日来院していただき必要な治療を開始します。
健診に要する時間はおおよそ20~30分です。

STEP 4 お会計・ご予約

お会計を行います。治療が必要な場合は次回のご予約をご案内します。

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半年に一度の定期診査でお子さんの歯を守りましょう

今回はお子さんの歯の定期診査の頻度についてお伝えしました。当院では半年に一度は歯科医師によるチェックをお勧めしています。毎日のデンタルケアだけでは見逃してしまいがちな虫歯を早く見つけて、健康な歯を保ちましょう。

半年に一度の定期診査でお子さんの歯を守りましょう

当院ではお子様の定期診査を行っています。鶴間・大和市・大和市近隣でお子様のお口の状態が気になる方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。

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