入れ歯の寿命とお手入れ方法の注意【毎日のお手入れがポイント】
こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は入れ歯の寿命とお手入れ方法について取り上げます。
入れ歯の寿命と長く使う秘訣
入れ歯を一度作製したら、一生使えると思っていらっしゃる方はいませんか?そうであればよいのですが、残念ながら入れ歯は一生ものではありません。
そこで今回は入れ歯の寿命とお手入れ方法について解説します。
今回の記事はこんな方にお勧めです
- これから入れ歯を作ろうとお考えの方
- 入れ歯を作りたての方
- 入れ歯を作製してから数年使い続けている方
今回の記事を読むとわかること
- 入れ歯は何年使い続けられるのか?
- 入れ歯の寿命に関わる要因
- 入れ歯のお手入れ方法
保険診療で作製した入れ歯の目安は5年
保険診療で作製したレジン製の入れ歯の使用年数は、だいたい5年程度と言われています。
早ければ3年という方もいれば、同じ入れ歯を10年以上使用しているという方もいらっしゃいます。
入れ歯の寿命は、入れ歯とお口の状態が大きく影響します。
入れ歯の寿命に関係すること3つ
入れ歯の寿命に関連する要因は以下の3つです。
- お口の中の環境の変化
- 入れ歯の素材の経年劣化
- 入れ歯が破損する
これらについて解説しましょう。
お口の中の環境の変化
お口の中の環境は年月と共に変化していきます。入れの寿命に大きく関わるのは以下のようなことがあります。
- 入れ歯を支える歯が抜け落ちる(部分入れ歯)
- 残っている歯が抜け落ちる・抜歯になる(部分入れ歯)
- 歯茎がやせ細る(部分入れ歯・総入れ歯)
入れ歯を支える歯が抜け落ちる(部分入れ歯)
保険診療の入れ歯では、金属のクラスプがご自身の歯と義歯をつなぐ役割を果たします。この金属をかける歯が歯周病などで抜け落ちてしまうと、お持ちの入れ歯を使い続けることはできません。
残っている歯が抜け落ちる・抜歯になる(部分入れ歯)
ご自身の残存歯が抜け落ちたり、抜歯になったりして、お持ちの入れ歯と適合しなくなることがあります。修理を行うか、入れ歯の再作製をする必要があります。
歯茎がやせ細る(部分入れ歯・総入れ歯)
部分入れ歯でも、総入れ歯の場合でも、入れ歯と接触する歯茎(歯肉)が加齢でやせ細ってしまい形状が合わなくなってしまうことがあります。
「入れ歯ががたつく・前よりあたる・落ちる」などの自覚症状を伴うことが多いです。
入れ歯素材の経年劣化
保険診療で作製した入れ歯はレジンという硬い素材でできています。一見、丈夫で頑丈そうですが、入れ歯も人工物なので劣化や破折は避けられません。
入れ歯の変形・着色・キズ・汚れ
食べ物・飲み物の熱によって、素材の物性が変化していきます。そのため、入れ歯の変形、着色が生じていきます。また、細かい傷がつき汚れがつきやすくなることもあります。
かみ合わせですり減る
毎日食べ物を咀嚼していると、少しずつ人工歯が摩耗していきます。
入れ歯の破損
粉々に割れてしまったという場合は入れ歯の修理ができません。新しく入れ歯を作製する必要があります。
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入れ歯のお手入れ方法【長持ちさせる3つの秘訣】
ご使用の入れ歯を長持ちさせる3つの秘訣があります。
- 毎日入れ歯のメンテナンスをきちんと行う
- 残存歯を守るデンタルケア
- 定期的な歯科医院でのチェック
これらについて解説しましょう。
毎日入れ歯のメンテナンスをきちんと行う
4つのポイントに注意して入れ歯のお手入れを行いましょう。
- 毎日入れ歯を掃除する
- 入れ歯用歯磨き粉・研磨剤が含まれていない歯磨き粉を使う
- お湯を使わない
- 入れ歯を外したら浸水して保管する
毎日入れ歯を掃除する
できれば毎食後、少なくとも夜寝る前は入れ歯用の歯磨きで優しく磨きましょう。お口の臭いを防ぐ効果もあります。
入れ歯用歯磨き粉を使う・研磨剤が含まれていない歯磨き粉
普通の歯磨き粉には研磨剤が含まれています。これが入れ歯を少しずつ削れて行きます。研磨剤の入っていない歯磨き粉を使用しましょう。
水を使う
入れ歯のお手入れ時にお湯を使用していませんか?入れ歯の素材は熱で変形する可能性があります。お手入れ時は水を使用しましょう。
入れ歯を外したら浸水して保管する
入れ歯は乾燥に弱い素材でできています。就寝時など入れ歯を外したら、専用の容器に水を張り保管しましょう。
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残存歯を守るデンタルケア(部分入れ歯を使用の方)
歯が欠損すると入れ歯を新しく作製しなおす必要が出るかもしれません。今ある歯を守るために、毎日のデンタルケアを丁寧に行いましょう。
定期的な歯科医院でのチェック
時間が経過すると、お口の状態は変わっていきます。ご本人が異常を感じていなくても半年~1年ごとの歯科医院でのデンタルチェックをお勧めします。
残存歯の状態の確認のためにも、定期的な診査は必要です。
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入れ歯を長く使えるように丁寧にケアしましょう
一度作製した入れ歯、様々な要因で使えなくなってしまうことは避けられません。しかし、毎日の入れ歯のお手入れやご自身のデンタルケアでできるだけ長く使えるようになります。
入れ歯を作っておしまい、というわけではありません。毎日の生活の大切なパートナーです。定期的に歯科医院での診査を受診し、異常を早く見つけることも必要でしょう。
当院ではお口の中の定期診査を行っています。鶴間・大和市・大和市近隣で入れ歯を作ってから定期診査に行っていないという方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。
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