入れ歯のトラブル・義歯性口内炎
こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は義歯性口内炎について取り上げます。
入れ歯のトラブル・義歯性口内炎
口内炎には様々な種類がありますが、義歯の装着が原因となる口内炎があるのをご存知ですか?快適に入れ歯を使用するために、予防方法を知っておきたいですよね。
そこで今回は義歯性口内炎について解説します。
今回の記事はこんな方にお勧めです
- 合わない入れ歯をお使いの方
- 入れ歯を使い始めてから口内炎が増えた方
- 高齢者を介護中の方
今回の記事を読むとわかること
- 義歯性口内炎が生じる原因
- 義歯性口内炎の症状
- 義歯性口内炎を防ぐ方法
義歯性口内炎の発症原因
義歯性口内炎とは、義歯を装着した部位に発生する口内炎のことです。なぜ義歯との接触部に口内炎ができてしまうのでしょうか?それには2つの理由があります。
- 入れ歯と粘膜が適合していない
- 入れ歯のお手入れが不十分
これらについて解説します。
入れ歯と粘膜が適合していない
お口にあっていない入れ歯を使っていると次のような症状が見られます。
- 入れ歯が強く当たる
- 入れ歯によって圧迫される
- 入れ歯が何度も擦れる・摩擦が生じる
このような状態が継続すると、粘膜に潰瘍ができます。これを義歯性口内炎と呼びます。
硬い素材の入れ歯は義歯性口内炎ができやすい
硬い素材でできた入れ歯を使用している方は、義歯性口内炎が慢性的にできやすい環境におかれています。
入れ歯のお手入れが不十分
義歯に付着したデンチャープラーク(入れ歯についた食べ物のカスなど)からカンジダ菌が多く検出され、この細菌が義歯性口内炎の発生誘引であると報告されています。
つまり、口腔内の衛生環境の悪化から細菌が増え、炎症が起きている状態です。
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義歯性口内炎の症状
歯肉の発赤や、腫れの症状根本的な原因を取り除かない限り症状が長続きする傾向にあります。
義歯性口内炎を防ぐ方法
原因に応じた対応策をご紹介します。
入れ歯と粘膜が適合していない場合
入れ歯と粘膜が合っていない場合は以下の3つの解消方法があります。
- 歯科医院で義歯の調整を行う
- 入れ歯安定剤を使う
- 柔らかい素材の入れ歯に作り変える
これらについて簡単に解説します。
歯科医院で義歯の調整を行う
粘膜と義歯が接触する部位を歯科材料を用いて確認し、その接触部位を削合して調整を行います。
入れ歯安定剤を使う
対処療法として入れ歯安定剤を使用し、入れ歯のぐらつきを抑えます。
柔らかい素材の入れ歯に作り変える
特に入れ歯を長く使っている方で、摩擦や擦れが解消されない方は、思い切って柔らかい素材の入れ歯(ノンクラスプデンチャー)に作り変えるのも一つの方法です。
入れ歯のお手入れをしましょう
総入れ歯でも部分入れ歯でも入れ歯と口腔内の衛生管理は必要です。できれば毎食後、少なくとも寝る前にはお手入れを欠かさないようにしましょう。
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介護が必要な方の入れ歯ケアも
高齢になればなるほど、入れ歯の使用率は上昇します。特にお一人で身の回りのことができなくなった高齢の方はお口回りのケアが後回しになりがちです。同居の方や介護の方が気を配って、きちんとケアしたいですね。
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快適な入れ歯生活は日頃のメンテナンス
今回は義歯性口内炎について解説しました。入れ歯ならではの疾患にお悩みの方も多いと思います。そのお悩みを一つずつ解消して、快適な入れ歯ライフを送りましょう。
当院ではノンクラスプデンチャーの作製を行っています。鶴間・大和市・大和市近隣で入れ歯の痛みでお困りの方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。
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