2020年7月18日 / 最終更新日時 : 2024年2月11日石塚歯科医院デンタルコラム

デンタルフロスの使い方を徹底解説

こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院院長・石塚です。今回はデンタルフロスの使い方について取り上げます。

デンタルフロスの使い方を徹底解説

毎日デンタルフロスを使っていますか？
当院に来院する患者さんに「デンタルフロスを日常的に使っていますか？」とお尋ねすると、「ごくたまに使う」や「ほとんど使わない」というお答えがとても多いです。しかし、デンタルフロスは毎日のデンタルケアに必要不可欠なツールです。

そこで今回はデンタルフロスの使い方を徹底的に解説します。

今回の記事はこんな方にお勧めです

デンタルフロスを使ったことがない方
これからデンタルフロスを使ってみようとお考えの方
デンタルフロスの使い方を詳しく知りたい方

今回の記事でわかること

デンタルフロスを使うベストの時間
デンタルフロスの持ち方
デンタルフロスの動かし方
デンタルフロスを歯に通す順番

デンタルフロスを使う目的

デンタルフロスを使う目的は歯と歯の間の汚れを取り除くことです。歯ブラシだけでは歯と歯の間の汚れを除ききることはできません。そこで、デンタルフロスを用いて、狭い歯間の汚れを取り除きます。

口臭予防にも効果的

歯間にたまったままの汚れをそのままにすると、臭いの原因になってしまいます。デンタルフロスで汚れを取り除けば、気になる口臭を予防する効果も期待できます。

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準備するもの

まずは準備するものをご紹介します。

デンタルフロス
鏡

これらについて少し説明を加えていきましょう。

デンタルフロス

糸巻タイプのフロスをご用意下さい。ドラッグストアやスーパー等お近くの販売店で手に入るもので結構です。初心者の方はワックスが塗布された糸が細いタイプが使いやすいでしょう。もちろん当院でもデンタルフロスを販売しています。

鏡

糸巻タイプのデンタルフロスでは両手を使うので、立てかけてある鏡や自立する鏡の前で行いましょう。フロスは歯と歯の間に入れますので、鏡を見て位置を目で確認しながら行った方がやりやすいでしょう。

いつデンタルフロスを使うのがベスト？

歯ブラシでのブラッシングが終わった後にデンタルフロスを使いましょう。
歯科医師の立場からすると、毎食後にフロスを使用するのがベストです。しかし朝忙しいという方や、お昼休みに学校や職場でデンタルフロスを使うと周囲の視線が気になるという方は、せめて夜のブラッシングの後に毎日行いましょう。

デンタルフロスの使い方

慣れれば、デンタルフロスを使うのは簡単です。

デンタルフロスの長さ

デンタルフロスは30～40センチの長さに切ります。あまり長すぎても短すぎても使いにくので、適度な長さに切ります。

デンタルフロスの巻き付け方

Step1 中指に軽く巻き付けます

デンタルフロスの端から両手の中指に軽く巻き付けます。デンタルフロスの端を親指で軽く押さえます。

Step2 人差し指と親指でデンタルフロスをはさみます

2～3センチ程度は巻かずに残しておき、人差し指と親指でデンタルフロスをはさみます。人差し指で調節してデンタルフロスをピンと張るようにします。

デンタルフロスを使用する順番

デンタルフロスを使用する順番に特に決まりはありません。しかし、清掃もれなく効率的に行うコツがあります。
それは奥歯から順番にデンタルフロスを使用することです。鏡を見ながら、一本一本の歯の間を清掃していきましょう。奥歯はお手入れしにくく、ついつい後回しにしがちだからこそはじめに取り掛かりましょう。

基本的なデンタルフロスの動かし方

デンタルフロスを歯と歯の間に入れる時は、デンタルフロスを細かくのこぎりをひくようにゆっくり動かします。

歯と歯の間に隙間がほとんどない場合

歯と歯の間に隙間がほとんどないと、デンタルフロスを通すのが難しいですよね。
そんなときは小刻みにデンタルフロスを動かし、少しずつ下に進めていきましょう。
歯と歯の間隔が狭すぎてご自身で行うのがためらわれる場合は歯科医院に相談しましょう。無理にデンタルフロスを通すのは禁物です。強く力をかけてデンタルフロスを通すと、出血することもあります。