含歯性嚢胞(顎の骨の中の嚢胞)の症例

コラム250405
石塚歯科医院院長
院長

こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は含歯性嚢胞(顎の骨の中の嚢胞)の症例について取り上げます。

含歯性嚢胞(顎の骨の中の嚢胞)の症例

顎の骨の中に嚢胞ができる含歯性嚢胞をご存じですか?ご自身では発見しづらいのに加え、ほとんどの場合は治療が必要です。
そこで、今回は含歯性嚢胞の症例について解説します

含歯性嚢胞(顎の骨の中の嚢胞)の症例

今回の記事はこんな方にお勧めです

  • 親知らずがある方
  • 含歯性嚢胞があると言われた方

今回の記事を読むとわかること

  • 含歯性嚢胞とは何か
  • 含歯性嚢胞の特徴
  • 含歯性嚢胞の症例

含歯性嚢胞とは?

含歯性嚢胞とは顎の骨に埋まっている歯胚(歯のもとになる組織)を含んだ嚢胞(袋状の病変)のことを指します。

含歯性嚢胞とは?

含歯性嚢胞の特徴

含歯性嚢胞には3つの特徴があります。

これらについて解説します。

含歯性嚢胞の多くは無症状

嚢胞が小さい場合は痛みや歯肉の腫れなど、目立った症状はほとんどありません。
嚢胞が大きくなると患部が炎症することがあります

含歯性嚢胞の多くは無症状

含歯性嚢胞は肉眼では確認できない

顎の骨の中にあるので、画像撮影をしないと含歯性嚢胞の有無はわかりません。
虫歯や歯周病治療の際に画像撮影をして、含歯性嚢胞が見つかることが多いです。

歯科用CT
歯科用CT

含歯性嚢胞の好発部位は下顎智歯及び前歯部

含歯性嚢胞は下顎智歯(親知らず)部や上顎前歯部に好発します。

含歯性嚢胞の好発部位は下顎智歯及び前歯部

あわせて読みたい歯科レントゲン画像で何がわかるのか?【画像診断の必要性】

含歯性嚢胞に治療が必要

含歯性嚢胞を放置するとだんだんと嚢胞が大きくなり、顎の骨を溶かしてしまうので治療が必要です。

含歯性嚢胞に治療が必要

含歯性嚢胞の治療

含歯性嚢胞は通常2つの治療法が選択されます。

これらについて解説します。

嚢胞除去及び原因歯の抜歯

埋まっている嚢胞と原因歯を外科的に取り除きます。

開窓

嚢胞壁を一部切除し、嚢胞腔を縮小させます。

含歯性嚢胞の症例

含歯性嚢胞の症例をご紹介します。

患者さんの詳細

患者 60代男性
主訴 顔の左側が腫れた

診察と診断

口腔内を診察したところ、腫れの原因となるような異常は認められなかった。
そこでパノラマレントゲンを撮影したところ、左側下顎智歯部に含歯性嚢胞が確認された。

含歯性嚢胞
含歯性嚢胞

含歯性嚢胞切除

患者さんに含歯性嚢胞の除去と左側下顎智歯の抜歯が必要であることをお伝えし、近隣の口腔外科をご紹介しました。

当院では現在、口腔外科をご紹介しています。

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含歯性嚢胞が見つかったら治療しましょう

今回は含歯性嚢胞について解説しました。含歯性嚢胞は時間が経過すると嚢胞が大きくなります。次第に痛み、腫れなどの症状が現れてきます。
歯科医師から治療が必要と言われたら、なるべく早く治療を行いましょう。

含歯性嚢胞が見つかったら治療しましょう

当院では幅広い歯科治療を行っています。鶴間・大和市・大和市近隣で痛みや腫れでお悩みの方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。

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