口内炎の種類と治療方法
こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は口内炎について取り上げます。
口内炎の種類と治療方法
お口の悩みの中で、頻繁に起こる症状の一つが口内炎。一度できるとなかなか治らなかったり、飲食をする時にしみたりして毎日のちょっとしたストレスになってしまいますよね。できれば早く治したいと思う方も多いでしょう。
そこで今回は口内炎について解説します。
今回の記事はこんな方にお勧めです
- 口内炎がお口の中にできている方
- 口内炎がなかなか治らないとお悩みの方
- 口内炎の治療法を知りたい方
今回の記事でわかること
- 口内炎の種類
- 口内炎ができる原因
- 口内炎ができたら様子をみた方がいいか、歯医者に行ったほうがいいか
口内炎とは?
口内炎とは文字通りお口の中にできる粘膜の炎症の一つです。その多くが頬の内側や下唇の下の粘膜部分に発症します。
お口の中の環境
お口の中は体全体の中で、とても特殊な環境下にあります。
- 食道や胃につながる器官である
- 外気が直接とりこまれ、細菌やウィルスが侵入する危険に晒されている
- 体温によって口腔内の温度も温かく、湿度も高い環境
口内炎の種類
口内炎は大きく分けて3つの種類があります。
- アフタ性口内炎
- カタル性口内炎
- ウィルス性口内炎
これらについて詳しく解説していきましょう。
アフタ性口内炎
皆さんが口内炎といって思い当たるのがこのアフタ性口内炎。
中心部は白っぽい円形あるいは楕円形の境界が明瞭な浅い潰瘍で、周囲は赤みを帯びた症状を示します。
アフタ性口内炎の原因
一般的には、ストレスや免疫力の低下、栄養不足が原因と言われています。睡眠不足やストレスを感じる日々が続くと、体にも不調をきたします。体からのサインの一つが口内炎と考えてもよいでしょう。
アフタ性口内炎の特徴
アフタ性口内炎の場合は、痛みが伴うことが多いです。特に飲食物をお口の中に入れた時は鋭い痛みを感じることがありますが、他の人にうつることはありません。
カタル性口内炎
口の粘膜が赤く炎症を起こした状態のことをいいます。
カタル性口内炎の原因
口腔内の粘膜を誤って噛んだり、器具により傷ついたり、熱い食べ物でやけどをした時など機械的刺激で起こります。
カタル性口内炎の特徴
傷ついた部分が白くなったり、ザラザラになったりします。この場合は1週間程度で自然に治ります。
ウィルス性口内炎
ウィルス感染により口腔内に炎症が起こる状態のことを指します。
ウィルス性口内炎の原因
ヘルペスウイルスなどの感染性ウィルスが原因の口内炎です。
ウィルス性口内炎の特徴
症状としては、痛みだけでなく激しいかゆみや水泡を伴うことがあります。感染性ウィルスが原因なので、他者に感染する可能性があります。
その他の口内炎
その他にもさまざまな種類の口内炎があります。
- 真菌の一種のカンジダ菌によるカンジダ性口内炎
- 被せ物などに使用される金属によって引き起こされるアレルギー性口内炎
- 喫煙によるニコチン性口内炎
- 何らかの医薬品を服用することにより起こる薬物性口内炎
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口内炎で歯医者や他科の病院に行った方がいいの?
口内炎ができたら、しばらく様子を見た方がいいのか、歯科医院や病院に行ったらいいのか悩むところですよね。そこでここではそれぞれの口内炎の対応方法についてをご紹介します。
アフタ性口内炎 | 基本的に経過観察 口内炎ができやすいなら歯科医院に相談 |
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カタル性口内炎 | 医院にご相談 |
その他の口内炎 | 病院にご相談 |
それぞれの口内炎の対処法について詳しく解説します。
アフタ性口内炎
アフタ性口内炎の場合は、たいてい1週間程度経過すると自然治癒することが多いようです。
しかし、10日以上経過する場合、又は口内炎が治ってもすぐに新たな口内炎ができてしまう、いわゆる“口内炎ができやすい人”は一度歯科医院に相談した方がよいでしょう。
ウィルス性口内炎
ウィルス性口内炎の場合は、歯科医院での治療よりも内科や皮膚科での治療を優先した方がよいでしょう。特に水痘(水疱瘡)などの感染症法に指定された感染症に罹患した場合は、他の人への感染を避けるため外出は控えましょう。
その他の口内炎
大量に口内炎ができたり、目や鼻腔や全身の皮膚に水泡、びらんなどが広がっていったり、高熱、長期間治らない場合は全身性の病気などによる口内炎の場合がありますので医師の診察を受けましょう。
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アフタ性口内炎の治療方法
ここではご自宅でできる対処法と院内で行う対処をご紹介します。
ご自宅でできる対処法
すぐにできる対処法としては、市販の口内炎用の薬を使う方法があります。お近くの薬局に相談して下さい。
日々の生活の見直しも必要
アフタ性口内炎の場合は発症原因があまりはっきりしていません。しかし、ストレスや生活の乱れも原因の一つと言われていますので、毎日の生活が乱れていないか今一度見直してみましょう。
口内炎を防ぐ生活のポイント
- バランスの良い食事
- 充分な睡眠
- ストレスを上手に解消する
医院で行う治療
アフタ性口内炎用のお薬を処方
医院で診察した後、口内炎のお薬を処方します。
当院では患部に貼って、潰瘍面を保護し、薬の成分が徐々に溶け出して作用するタイプの貼付剤を処方して接触痛を緩和します。
レーザーによる治療
炭酸ガスレーザーを用いて口内炎の患部にレーザー光を照射することによって、レーザー光の蒸散作用、殺菌作用により患部の粘膜の再生を促します。
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長引くなら口内炎は医院での治療をお勧め
今回は口内炎についてご紹介しました。どのような口内炎なのかによって対処法が異なりますので、まずはご自身がどれにあたるのかよく見極めましょう。
アフタ性口内炎の場合は日頃の生活習慣の見直しも大切です。
症状が長びくようなら一度来院することをお勧めします。
当院では口内炎の治療を行っています。鶴間・大和市・大和市近隣で口内炎の症状が長引いている方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。
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