子供の指しゃぶりが止まらない、止めさせた方がいい?
こんにちは、大和市鶴間駅西口すぐの歯医者、石塚歯科医院 院長・石塚です。今回は子供の指しゃぶりについて取り上げます。
子供の指しゃぶりが止まらない、止めさせた方がいい?
幼児期に指しゃぶりを続けさせていていいか?というご質問を保護者の方から頂きます。
そこで、今回はお子さんの指しゃぶりについて解説します。
今回の記事はこんな方にお勧めです
- お子さんの指しゃぶりが気になる方
- お子さんの指しゃぶりを止めさせた方がいいのかお悩みの方
今回の記事を読むとわかること
- 指しゃぶりは4~5才までに止めた方がいい
- 指しゃぶりがお口に与える影響
- 指しゃぶりを止める方法
指しゃぶりは4~5才までに止めた方がいい
一番多いお悩みは指しゃぶりをいつ頃までにやめたらいいか?というものです。歯科医師の観点から言うと、4~5才までには止めた方がいいでしょう。
0~3才までの指しゃぶり
0~3才までの指しゃぶりは、長時間の指しゃぶりでなければ無理に止めなくても問題ないでしょう。この時期の指しゃぶりは以下のような作用があります。
- 癖・反射の動作
- 精神的な安定作用
4才からの指しゃぶり
他者と関わる社会生活が増えていくと、自然と指しゃぶりを止めていく傾向にあります。
この時期、お子さんが指しゃぶりをしているかどうか保護者の方は注意して観察しましょう。
指しゃぶりがお口に与える影響
指しゃぶりはお子さんのお口の成長や歯並びに悪影響を及ぼすことがあります。
この頃のお子さんの顎の成長は著しく、顎の成長は直接お子さんの歯並びに影響します。
指しゃぶりをしている時のお口の中
例えば親指をしゃぶっている時の、お口の中の状態はというと…
- 上顎の前歯に対して前方方向の力が加わる
- 指の先が上あごに押し付けわる
- 下顎の前歯に対して同様に前方方向の力が加わる
これらの圧力が断続的に続きます。一回の力は「しゃぶる」程度の弱さでも、継続していくと大きな影響を与えます。
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指しゃぶりと歯並び
指しゃぶりを続けていると、以下のような不正咬合の原因となります。
- 上顎の前歯が出る=上顎前突
- 上顎と下顎の歯がかみ合わず上顎前歯の隙間があく=開咬
これらについて解説します。
上顎の前歯が出る=上顎前突
上顎の前歯に特に力をかけて指しゃぶりをしていると、上の前歯が徐々に前方方向へ向いていきます。いわゆる「出っ歯」の状態になってしまいます。
上顎と下顎の歯がかみ合わず上顎前歯の隙間があく=開咬
奥歯でしっかりかんでも、前歯に上下方向の隙間ができることを開咬といいます。この開咬も指しゃぶりが原因で症状が進行することがあります。
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指しゃぶりを止める方法
- 指しゃぶりを指摘して、お子さんの止める意識を高める
- 手をつなぐ
- 指に絆創膏やテープを巻いく
などいくつか方法があります。
大切なのは、お子さんに過度にプレッシャーを与えず、少しずつ指しゃぶりの回数や時間を減らしていくように心がけることです。
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指しゃぶりがお口に影響する前に少しずつ止めていく
今回はお子さんの指しゃぶりがお口に与える影響について解説しました。
指しゃぶりはお子さんのお口の状態に悪影響を与えることもあり、適齢に達したらやめていくよう保護者の方が働きかけていきましょう。
当院ではお子さんの歯やお口の相談を承っています。鶴間・大和市・大和市近隣でお子さんの歯の治療をご希望の方は是非石塚歯科医院へご相談下さい。
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